「立地も間取りも予算もちょうどいい家が見つからない…」
「毎日ポータルサイトをチェックしているのに、これと思える物件が出てこない…」
そんな風に感じている方はいませんか?

家探しをしていると、決め手に欠けて悩んでしまう方が少なくありません。特に30~40代のご家族には、通勤や子どもの通学、将来の生活設計など、譲れない条件がいくつもありますよね。だからこそ、理想の住まい探しは難航しがちです。

でも、もしも「見えていない物件」があるとしたら…? 実は、ネットやチラシに載っていない「未公開物件」と呼ばれる物件が存在します。

今回は
「未公開物件って何?」
「どうしたら見られるの?」
という疑問にお答えしていきます。

未公開物件とは?

インターネットで公開されている物件は、不動産会社のHPやSUUMO、LIFULL HOME’S、at homeなどの不動産物件検索サイトで広告されている、一般の方も検索できる物件です。

それに対して未公開物件とは、売主や不動産会社の事情で、インターネットやチラシなどの広告媒体で一般公開をされていない、秘密の物件のことを言います。

宅地建物取引業法で義務付けられたレインズへの登録までの猶予期間であったり、レインズに登録されていても売主の都合で他社への紹介が停止中であったりして、インターネットに公開されていません。

未公開物件の閲覧を材料に集客を行う業者もあり、怪しく感じる方もいるかと思います。

レインズ(不動産流通標準情報システム)とは?

それでは、レインズって何でしょうか?
レインズ(REINS:Real Estate Information Network System)とは、国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営している、コンピューターネットワークシステムのことです。

レインズへの登録や詳細情報の閲覧ができるのは、会員登録をしている不動産業者だけです。個人ではレインズを閲覧することはできません。なぜなら、登録される情報に個人情報が含まれているためです。

会員となっている不動産会社は、売りたい方、貸したい方の依頼に基づいて不動産情報を登録し、不動産業界全体が連携して買いたい方、借りたい方を探します。また、買いたい方や借りたい方には、登録された最新の情報の中から最適な物件を紹介します。

レインズを使った購入と売却の流れ

<引用サイト:国土交通大臣指定公益財団法人東日本不動産流通機構

物件の売却を不動産会社に依頼する場合は、必ず媒介契約を結びます。
媒介契約には「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」の3種類があり、このうち専属専任媒介契約、専任媒介契約については、宅地建物取引業法により、レインズへの登録が義務付けられています。一般媒介契約での登録は任意です。

未公開物件とは、一般媒介契約を交わし、レインズへは登録していない物件です。レインズに登録されないので未公開物件と言えます。さらに専任媒介契約、専属専任媒介契約の物件で、レインズには登録されてはいるものの、売主の都合で他の不動産業者に紹介を停止している中古物件、及びハウス・ビルダーなど自身が売主となる新築物件も候補になります。

公開しない理由は?

売主の事情で非公開になる場合

①プライバシーへの配慮
売主がまだ居住中なので見学に来てほしくない場合や、土地や家を売りに出していることを売主が近隣に知られたくない場合など、プライバシーへの配慮で公開しないことがあります。

②公開できる状態ではない物件
リフォーム・リノベーション中などで、公開できる状態ではない場合、公開しないことがあります。

③一般媒介契約で1社のみと契約している物件
一般媒介契約ではレインズへの契約は任意なので、売主が1社と単独で媒介契約を結ぶことを了承した場合は「未公開物件」になり得ます。

不動産会社の事情で非公開になる場合

①買い手がすぐにつくと判断した場合
広告に出さなくてもすぐに売れるだろうと判断した場合、費用がかかる広告を出さないことがあります。

②不動産会社が売主の物件の場合
不動産会社が売却希望者から買い取った物件なら、不動産会社の自社物件として扱いが自由になるので、レインズに登録する義務はありません。買い取った中古住宅をリフォーム・リノベーションして、付加価値をつけて販売することがあります。

③レインズ登録が完了していない場合
専任媒介契約では7日以内、専属専任媒介契約では5日以内にレインズへの物件登録が義務付けられていますが、この猶予期間中にあり、登録が完了していない物件です。

未公開物件はお得な物件?

秘密の物件と聞くと、見たくなるのが人のさがです。しかし、未公開物件は本当にお得な物件なのでしょうか?

「会員様限定公開!」…怪しいと感じる方も多いと思いますが、人は「会員様である、あなた限定」という言葉と「プレミア感」に弱いものです。売主の事情、不動産会社の事情を読んできておわかりだと思いますが、未公開だからお得な優良物件というわけではありません。

また、減少傾向にありますが、不動産会社の中には未公開物件をおとりに使って集客を図る会社があります。

未公開物件という言葉に踊らされず、仮に「この物件は未公開なんですけどね」と紹介された物件でも、購入の判断は自分の目で確かめ、不動産会社にも不明点などを確認して、納得した上で購入を決めましょう。

未公開物件を見るためには?

公開物件も未公開物件も閲覧して、自分の要望に合った物件を見つけるには、どうしたらいいのでしょうか。不動産会社は敷居が高く感じる方もいると思いますが、最新の物件情報が集まる場所なので、SUUMOなどの検索サイトよりもはるかに多くの情報を持っています。

未公開物件を見るには、2つの方法があります。

①不動産会社の店舗・店頭で見せてもらう
②不動産会社のホームページで氏名や住所を登録して会員になり、情報を得る

まとめ

不動産会社は入りづらい・押し売りされそう・しつこそう、というイメージを持つ方も多いと思いますが、家を買うとなれば、最終的には不動産会社を通して物件を購入することになります。信頼できる不動産会社と営業担当者を見つけられれば、希望する物件を早く見つけることができるかもしれません。

うまくいかない時は、不動産会社を変えてもいいのです。コミュニケーションが取りやすく地域に密着した、信頼できる不動産会社に相談してみてはいかがでしょうか。

朝日土地建物は、お客様一人ひとりの希望やペースを大切にしています。地域密着のネットワークと豊富な情報力を活かし、未公開物件も含めたご提案が可能です。

「なかなか希望条件に合う物件がなくて…」
「まずは話だけでも聞いてみたい」
という方も大歓迎です。

理想の住まい探し、私たちと一緒に踏み出してみませんか?

 

>神奈川県・東京都・埼玉県の新築・一戸建て・土地の不動産仲介は朝日土地建物にお任せください。

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朝日土地建物は、1985年の創業以来、町田・相模原を中心に横浜・大和・藤沢・海老名・川崎・八王子・所沢など首都圏全域で、新築・中古一戸建てやマンションの売買仲介を専門に手がけています。 「未公開物件」などの情報も豊富で、きめ細かな対応による安心・納得の住まい探しをサポートしています

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