住宅ローン返済が始まって数年経ち、「固定金利に切り替えるべきか悩んでいる」という方はいらっしゃいますか?

この記事では『住宅ローンの借り換え』によるメリット・デメリット、そして検討するタイミングについてわかりやすく解説します。家計に与える影響が大きいからこそ、正しい知識を持って判断することが大切です。ぜひ参考にしてください。

借り換えとは

住宅ローンの借り換えとは、別の金融機関で新たに住宅ローンを組み直し、返済中の住宅ローンを一括返済することです。

現在借入中の住宅ローンよりも低い金利の住宅ローンに借り換えれば、毎月の返済額や支払利息を減らすことができます。

金利差が0.31%以上あれば、借り換えでおトクになる可能性があります。

借り換えのメリット

①毎月の返済額や支払利息を減らすことができる
②変動金利の上昇リスクに備えて、長期固定金利に切り替えることもできる
③団体信用生命保険(団信)の内容を見直し、充実させることができる
④リフォームローンも一緒に借りることができる

借り換えのデメリット

①借り換え時に諸費用がかかる
②住宅ローン減税額が減る恐れがある
③審査に通るとは限らない
④手続きに時間と手間がかかる

借り換え検討のタイミング

①住宅ローンの返済期間が残り10年以上・借入残高が1,000万円以上ある時
借り換えによって返済が10年未満になると、住宅ローン減税の適用外となり、税負担が増えてしまいます。また、残高が1,000万円未満の場合は借り換え時の諸費用のほうが大きくなり、メリットが少なくなります。返済期間や残高を確認して、本当に借り換えが必要か判断しましょう。

②条件の良い金融機関が見つかった時
金利が低い、団信の保障内容が現在よりも充実しているなど、条件の良い金融機関が見つかったら、まずはシミュレーションしてみましょう。以前は金利差1%以上でおトクになると言われていましたが、以下の表を見ると、金利差が0.31%以上あればおトクになることがわかります(ただし、金利が最後まで変わらないという前提です)。

現在の金利 借り換え後の金利(金利差) おトクになる金額(事務手数料含む)
1.0% 0.5%(-0.5%) 410,192円
0.9% 0.5%(-0.4%) 196,698円
0.85% 0.5%(-0.35%) 90,465円
0.81% 0.5%(-0.31%) 5,702円
0.8% 0.5%(-0.3%) ▲15,438円
0.7% 0.5%(-0.2%) ▲226,260円

《算定条件:住宅ローン残高2,000万円、返済期間残り20年、元利均等返済の場合。事務手数料は元金×2.2%》

③固定金利期間終了時
固定金利期間選択型のローンを組んでいる人は、固定期間が終わると金利の優遇が縮小されたり、なくなったりします。借り換える良いタイミングです。

④金利タイプ変更を検討したい時
固定金利から変動金利へ、または変動金利から固定金利へ、金利タイプ変更を考えている時は、借り換えの検討時期です。

⑤減収・転職の前
収入が減ったり転職したりすると、審査に通りにくくなります。転職を考えている人は、転職前に借り換えを検討しましょう。

⑥他のローンを組む前
車などのローンを組んでしまうと、審査に通りにくくなります。

⑦健康状態がいい時
健康状態が悪いと団信に加入できず、審査に通らない場合があります。健康状態が良好なうちに借り換えを検討しましょう。

まとめ

日銀が利上げする方針に舵を切った今、住宅ローンの金利は上がっていくと考えられます。借り換えるか迷っている場合は金利差が0.31%以上あるかどうかを目安に判断して、早めに検討しましょう。

住宅ローンの借り換えは、家計の見直しにもつながる大切な選択です。とはいえ、「うちの場合は借り換えた方が本当におトクなの?」「手続きが面倒そうで踏み出せない」そんなお悩みもあるかもしれません。

朝日土地建物は、関連会社にて「朝日フラット」のご紹介ができます。固定金利に借り換えたい方は、お気軽にご相談ください。

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